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ソリューション・エクスプレス

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薬剤師資格証(HPKIカード)の発行開始

間もなく迎える超高齢化社会に向け、2020年までに医療介護分野でのICT
(Information and Communication Technology:情報通信技術)化が
求められています。
このICT化に伴い薬剤師に必要不可欠となるのが、
HPKI(Healthcare Public Key Infrastructure: 保健医療福祉分野公開鍵基盤)
での電子認証です。
そこで日本薬剤師会は日本薬剤師会認証局を立ち上げ、薬剤師資格証(HPKIカード)
を発行することになりました。

・・・

■薬剤師資格証(HPKIカード)とは

電子処方せんの発行や地域医療連携で必要となる認証に使われる証明書が
薬剤師資格証(HPKIカード)です。薬剤師資格証には氏名や性別、顔写真、
薬剤師免許証記載事項等のほか、「薬剤師であることを証する」ことが
記載されます。
さらにICチップの中には「電子証明書(電子的なID)」が格納されます。
この薬剤師資格証は、電子証明書によって

・医療連携ネットワークへのログイン
・電子処方せんへ調剤済み印の押印
・薬剤師として押印している書類の電子的発行

などが可能になります。

電子署名は、電子処方せんへの署名に必須であり、資格証は大規模災害時
などで、薬剤師資格を示すことを可能にします。
ゆえに資格証の信頼性を確保するため、申請書類の提出は地域の薬剤師会
による対面での本人確認・資格確認作業を絶対条件としています。

2019年度の本格的発行開始を目指し、薬剤師資格証の全国普及に向けた
準備が始まっています。2017年度は日本薬剤師会役員などへの発行を皮切りに
400枚程度の発行を予定しており、2018年度は3,000枚程度、本格的発行開始
となる2019年度には2万枚の発行を目指しています。
また、申請書類の作成を支援する「Web申請支援システム」も近々運用を開始
する予定です。システムを利用することで申請時に必要となる書類が指示
されるだけでなく、書類の不備や誤字を防止しスムーズに申請書を作成できる
他、入力情報を日本薬剤師会が取得することで登録作業の負荷軽減や提出書類
との整合性チェック等、双方にとって有益なサービスになるでしょう。

■進む薬局のICT化

2025年には突入するとみられる超高齢化社会。それに備えて厚生労働省が
策定した「患者のための薬局ビジョン」とそれを基にした工程表によると、
2018年に医療等IDの段階的運用の開始と医療連携ネットワークの
全国規模への拡大を予定しています。
そして2020年には医療介護ICTを本格的に稼働させることを目標にして
います。

医療介護ICT稼働開始はすぐそこまで来ています。薬局のICT化を進める
ためには、薬剤師のHPKI証明書の取得は必要不可欠と言えます。

■電子処方せんの今後

ICT化によって実現する電子処方せんでは、調剤実施情報の一元化が可能と
なり、正確な情報を持つ電子お薬手帳が実現することになります。しかし
ICT化を推し進める一方で、運用を担うシステム面での整備が遅れていると
いう問題もあります。

既に一部の医療連携ネットワークでは電子処方せんの試験運用が始まって
います。しかし、現行の処方せんをただデータ化しただけでは、薬剤師が
得られる情報は処方情報など限られた情報のみになります。
一方で調剤情報やカルテ情報を共有し、必要なときに必要な情報を確認
できるように運用しているネットワークもあります。
今後はこのように医療機関側からは病名や検査データなどの医療情報を、
薬局側からは処方情報を提供し、相互にデータを確認できる環境の整備が
重要になってきます。

電子処方せんを利用するためには、対応ソフトの導入やHPKI認証ID取得など
薬局側での準備も必要であるため、運用が始まっても当面は従来の処方せん
との併用が予想されます。
今後、いかにスムーズに従来の処方せんから電子処方せんに移行できるかは、
薬局運営における課題ともいえるでしょう。

・・・

医療介護ICTの環境が整うと、電子お薬手帳の普及や服薬情報のオンライン化
などが進むとみられます。患者さんの医療記録の確認や服薬管理の徹底など、
様々なメリットがある一方で、個人情報の漏えい防止などにも注意を
払わなければなりません。
コンピューターウイルスなどのマルウエア(※)から、自社(自局)の
ネットワークをいかに守るかは、ICT化における重要な課題となります。

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※マルウエア
コンピューターウイルスやワームなど悪意あるソフトウエアの総称。

(2017/09/01)

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