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定期巡回・随時対応型訪問介護看護

高齢者が可能な限り自宅で自立した生活を送れるようにと、平成24年4月に
厚生労働省により創設された「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」。

来月は5年目に入りますが、このサービスの活用状況はどのようになっている
のでしょうか。

今回は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護のメリットと現状、今後の展望を
見ていきます。

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■定期巡回・随時対応型訪問介護看護のメリットとは?

現在の訪問介護サービスでは、1回30分以上の訪問が可能ですが、訪問できる
のは日中のみ。夜間の対応は不可能でした。
それに、介護保険サービスの範囲内では1日の訪問回数が限られるため、
利用者が求めるタイミングでは訪問できませんでした。

しかし、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の場合、従来の訪問介護などの
サービスに比べ、下記のような柔軟な対応が可能となります。

・10分程度の訪問を1日数回、提供可能
・利用者の体調や生活リズムに合わせた対応が可能
・訪問介護と訪問看護の両方のサービスを提供可能
・利用者からの通報により必要なタイミングでの対応が可能
・利用料が定額なので利用者の経済的な負担にならない
・1人暮らしの高齢者の生活を支えることが可能
・利用者の家族の心配を軽減

このように定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、従来のサービスに比べると
質の高いサービスが提供できるものといえます。


■サービスを提供している事業所の事例

ここで、すでにこのサービスを提供している、東京都世田谷区のある事業所の
事例をご紹介します。

【事例1】
93 歳、要介護5、1人暮らし
在宅での生活を「訪問介護」「訪問看護」「在宅医療」の複合サービスで支援

(サービスによる効果)
・認知症である利用者の生活リズムが整い、安定した暮らしが可能になる
・自宅での生活を長く続けられる
・状況の変化が著しい場合でも、安否確認により見守りができる

【事例2】
86 歳、要介護2、1人暮らし
認知症患者の独居生活を定期巡回サービスで総合的に支援

(サービスによる効果)
・病院からの退院後も在宅復帰が円滑になる
・認知症である利用者の生活リズムが整い、安定した暮らしが可能になる
・自宅での生活を長く続けられる
・状況の変化が著しい場合でも、安否確認により見守りができる

事例を見ると、利用者が1人暮らしで要介護度が高い場合であっても、安定
した生活を送ることができ、家族の安心も提供できるサービスであることが
わかります。


■定期巡回・随時対応型訪問介護看護における今後の展望

定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、利用者の生活リズムをヘルパー自身が
的確に把握できるので、状況に応じたサービスを提供することができます。
これは、ヘルパーの意欲やスキルの向上にもつながるといえます。

また、訪問介護、訪問看護など多岐に渡るサービスを提供することができる
ので、事業所の特色を生かしたサービスを提供することも可能です。

しかし、平成28年1月現在で定期巡回・随時対応型訪問介護看護を提供する
事業所は全国で770ヶ所。自治体によってはこのサービスを提供する事業所が
ないところもあります。

このサービスが普及しないのは、サービスが多岐に渡ることで、採算性や質の
確保に不安を感じている事業所が多いためです。また、すでにサービスを提供
しているところでも、約6割の事業所で食事時間など、多くの人材が必要な
時間帯における人材確保に苦労しています。

今後は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護のいっそうの普及に向けて、
採算面や人材確保の問題を解消する必要があるといえます。そのためには、
介護報酬などの面で国や自治体からの支援も不可欠になるでしょう。

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利用者の生活をきめ細かく支える定期巡回・随時対応型訪問介護看護の需要
は、今後ますます高まることでしょう。事業所も人材面などの問題を考えつつ、
一般社会での認知度を上げる工夫も必要かもしれません。


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(2017/03/03)

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