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お客様事例

ワイデックス株式会社様

革新的なトラッキングシステムを核に急成長を支える基幹システムを全面刷新

生産管理・トラッキングシステム導入事例

ワイデックス株式会社は1956年の創業以来、補聴器の専業メーカーとして業界をリードしてきたパイオニア的存在です。「聞こえの不自由な人々が自然に近い音を取り戻し、積極的な人生が送れるよう努力する」ことを企業理念とし、世界最高性能の補聴器の製造・販売に取り組んでいます。
デジタル補聴器が本格的に普及しはじめた2001年、ワイデックスはさらなる顧客満足度向上を目的として、基幹システムの刷新を決定しました。商品のトレーサビリティを実現するトラッキングシステムについては、補聴器が薬事法上「医療機器」として扱われ、個別器械番号管理が義務づけられていることもあり、新規に導入することになりました。
ワイデックスでは、株式会社三菱電機ビジネスシステム(MB)よりトラッキングシステム、生産管理システム、販売管理システム等の提供とハウジングによる一括アウトソーシングを受けることで、経営基盤からの業務改革を実現しています。

さらなる飛躍に向けて基幹システムの刷新に着手

ワイデックスの急成長は、1997年に世界初のフルデジタル補聴器「センソ」シリーズが発売されたことが契機となっています。「センソ」は豆粒のようなサイズで、補聴器に入ってきた音をデジタル信号化し、人の話し声を増幅しながら騒音を抑えることに成功しました。まさに補聴器の歴史を変える革新的な製品です。

「2002年には普及価格帯商品としてはじめてのデジタル補聴器『ブラボーシリーズ』を市場投入し、業界を『あっ』と驚かすと共に市場シェアを急速に拡大しました。2002年度の売上高は、1996年度比475%という急成長を遂げています」と製造本部取締役部長 大厩隆興氏は当時を振り返ります。

当時ワイデックスでは、販売管理及び財務会計は他社のパッケージソフトを使い、生産工程管理はAccessを活用した自社開発のシステムを導入していました。しかし、急成長に伴うデータの増加や事業拡大による業務の追加・変更に対応するために、基幹システムの刷新を決断しました。対象となったのは、生産管理、販売管理、財務会計、就業管理という極めて幅広い業務領域です。同時にシステムの保守・運用を一括アウトソーシングすることも決定されました。堅牢な基幹システムを開発・導入し、効率的に運用することにより顧客満足度の向上につなげることを目的としたプロジェクトチームが2001年に結成されています。

個別履歴管理を実現するトラッキングシステムを開発

新システムの開発・導入にあたっては、関係各部署から必要要件の吸い上げを実施。そこで特に重要だったポイントは、補聴器のきめ細かな個別履歴管理を可能にするトラッキングシステムを実現することと、トラッキング、生産管理、販売管理の3つのシステムをうまく相互に連携することでした。

トラッキングシステムとは、製品の輸入・製造から販売、修理サポートにいたるまでの全工程のあらゆる情報を、単品単位で追跡・検索することができるシステムです。薬事法が求める個別履歴管理を実現するとともに、一つひとつの補聴器がどの工程でどんな状態にあるのかを瞬時に検索することで品質保証をはじめ、顧客満足度を高める効果もあります。

ワイデックスでは、豊富なシステム構築のノウハウと数多くのアウトソーシング運用実績を有するMBとシステム開発を着手。個別履歴管理を実現するトラッキングシステムの開発、さらに各システムの連携を考慮しながら、生産管理と販売管理の両システムの刷新が行われました。


システム構成図

独自のきめ細かな機能を活かしシステム統合化と標準化を実現

生産管理システムの開発は、ワイデックスの「CAMISHA※(カミーシャ)」との連携がポイントとなりました。

「カミーシャ」とは、最先端のスキャニング技術とレーザー技術により、耳あな形補聴器の外形部(シェル)を、設計・製造するシステムのことで、これにより、より精巧で信頼性の高い補聴器を効率的に生産することができます。

販売管理システムには、MBのパッケージソフトである「販売指南」を使用。さらに、MBの財務会計パッケージである「会計指南」やWeb就業システム「ALIVE SOLUTION TA」も、併せて導入しています。

こうした一連のシステム開発の目的と成果について、MIS部係長の田中雅裕氏は次のように語ります。

「従来の個別に開発・導入したシステムを統合化し標準化することを第一の目的としました。今回の開発により、トラッキング、生産管理、販売管理、カミーシャなどの各システムが連携して稼働する仕組みが実現でき、システム効率が大幅に向上しました。さらに、業務運用をパッケージシステムに適用させることにより、業務を抜本的に合理化できました。それまで、システム化されていなかった受注残管理など業務の一部も、システムで処理することで業務改革を実現でき、この面でも大きな成果がありました」

システムの開発・導入だけではなく安心なアウトソーシングも重要

新しい基幹システムは、2003年5月にカットオーバーし、順調に稼働を続けています。システム運用にあたり、バックアップ、監視、ハードウェア・ソフトウェアの保守など一連のiDC機能をMBに一括アウトソーシング。その理由について、大厩氏は次のように語ります。

「サーバをアウトソーシングしたことで、ソフトウェアのインストールやメンテナンスが格段に楽になりました。こうしたハウジングの利便性に加え、障害復旧や保守サービスも優れており、たいへん助かっています。当社が必要とした個別履歴管理に対応するシステム開発から、運用サポートまでのトータル面での対応力があり、非常に安心できます」

さらに田中氏は、「MBにアウトソーシングする以前のサーバは朝からダウンしていることが度々あり、いつも冷や汗をかいていましたが、今はそんな心配をする必要がなくなりました」と笑顔で語ります。

こうした基幹システムの整備を踏まえ、ワイデックスは既に新しい事業ビジョンを構想しています。

「デジタル補聴器の出現により、フィッティング(調整)のコンピュータ化など、アナログでは不可能だったことが実現できました。しかし、まだすべきことはたくさんあります。例えば、販売店で複数メーカーのフィッティングソフトと顧客情報管理を一元化する。販売店からメーカーへ耳型スキャン情報をネットで送る。さらにeコマースへ対応するなど、システム環境は今後よりいっそう高度化することは間違いありません。当社はその次世代システムにおいてもパイオニアであり続けたいと考えています」と大厩氏は今後の構想を語ります。

本格的高齢社会を迎え、今後飛躍的な拡大が見込まれる補聴器市場。来年創立50周年を迎えるワイデックスは、さらに大きな躍進を遂げようとしています。

※Computer Aided Manufacturing of Individual Shell for Hearing Aidsの略称

企業プロフィール
ワイデックス株式会社様
オフィシャルサイト:http://www.widexjp.co.jp
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