採用市場を勝ち抜く!新卒採用スケジュールについて

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人事向け、採用・人材確保、新卒採用

2018年05月14日

新卒採用は、企業に新しい風を吹き込み、中長期的に会社を支える人材を確保するための、ある意味企業の生命線とも呼べる活動と言えます。
昨今の少子化・人材不足という背景もあり、今の採用市場では優秀な学生を採用すべく企業間での人材の奪い合いが起こっている状況です。

激化の傾向にある採用市場において、優秀な人材を確保するために企業は新卒採用スケジュールをどのように組みどのようなことに注意すべきなのか、また中小企業において優秀な人材を確保するためにはどのような取組みをするべきかなどを本記事では解説します。

企業側が立てる新卒採用スケジュール

まず初めに、一般的な企業の新卒採用スケジュールについて説明します。
・採用計画の立案(どの職種で何人を採用するか)
・求人媒体の選定
・求人、募集情報の作成
・インターンシップ(職場体験)の受入れ
・説明会の手配
・選考~内定
など、新卒採用に向けスケジューリングすべき項目は多岐に渡りますが、準備を開始する時期としては遅くても選考が解禁されるタイミングの一年前から始めることをおすすめします。

選考が解禁されるタイミングは、経団連が公表している「採用選考に関する指針」にて毎年公表されています。2016年卒採用の際は「3月に採用広報が解禁・8月に選考活動が解禁」と定められましたが、2017~2019年卒採用においては「3月に採用広報が解禁・6月に選考活動が解禁」と選考活動の解禁が2ヶ月早められています。
このように、「採用選考に関する指針」は毎年同じものではなく近年は頻繁に変更が生じているため、経団連に加盟している企業はこの公表に沿う形でスケジュールを組む必要があります。

なお、2020年卒の新卒採用についても既に経団連から公表がありました。過去3年と同様に、「3月に採用広報が解禁・6月に選考活動が解禁」となります。
よって2020年卒の新卒採用は、2018年6月頃から採用計画の策定やインターンシップの受入れなどに動き始めるようなスケジュールで進めることで、2019年3月1日から解禁される採用広報活動と2019年6月1日から解禁される選考活動の準備がスムーズに進むでしょう。

インターンシップを有効活用しよう!

さて先ほども少し触れたインターンシップですが、複数の民間企業の調査によると、学生のインターンシップ参加率は増加傾向にあります。
採用活動の解禁時期が2015年頃までと比べると後ろ倒しになったことで、学生にとってはインターンシップでじっくりと企業の情報を集めることができるようになったのも参加率が増えた一つの要因とも言われています。

インターンシップの本来の目的としては、「就業体験を通した学生への専門教育やキャリア教育」です。
採用における囲い込みとなるようなインターンシップの進め方は禁止されていますが、企業側にとっても採用後のミスマッチを防ぐことができる、自社の魅力を現場ベースで伝えることができるなどメリットの大きい取り組みです。

自社への認知拡大や大手企業との違いを伝えるチャンスとなるため、ぜひ中小企業においてもインターンシップ制度を積極的に活用されることをおすすめします。

中小企業の新卒採用活動における注意点

名前が広く知られているような大手企業であれば、積極的な発信をせずとも学生の方から積極的な応募があることでしょう。
しかし、中小企業の新卒採用活動において優秀な人材を確保するためには、より戦略的に採用スケジュールを立てる必要があるのです。

前述の通り、2020年卒の採用スケジュールの見通しも2019年卒と同様のため、会社説明会の開催は2019年3月から活発になることが予想されます。
説明会の開催が集中し始めてすぐの傾向としては、学生は大手企業の会社説明会への参加に集中し、中小企業の会社説明会への学生の参加数は伸び悩む傾向にあります。
その後、第一希望群の企業に採用されなかった学生が、改めて追加エントリーを検討するような時期が5月~6月になります。

そのため、採用活動にかけるリソースや広告費が限られている場合は、3~4月の時期ではなくあえて5~6月に広告費用を強めに投下する、会社説明会を多めに開催するなど、「ずらす」という採用戦略もあることを頭に入れておいて下さい。

戦略的な採用活動が新卒採用における成功の秘訣!

新卒採用のスケジュールは、経団連の毎年の公表内容によって解禁タイミングが変動する可能性があるため、決まったスケジュールを使い回すのではなく毎年スケジュールを見なおすことが必要です。
(実際に、2015年卒~2017年卒の間は毎年解禁タイミングが変更されていました)

よって、採用を担当する人事や総務の方は経団連の「採用選考に関する指針」を注視しておく必要があるということと、解禁時期に向けた準備を単に間に合わせるためではなく、「優秀な人材を確保するための戦略的な採用活動を進める」が新卒採用における重要なポイントとなることでしょう。

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