相手の心を動かすための「プレゼンテーション」の話し方とは

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プレゼン、トレーニング、話し方

2018年10月16日

「もっとプレゼンが上手になりたい」、「○○さんのようなプレゼンが出来るようになりたい」と考えているビジネスマンも多いのではないでしょうか。

プレゼンテーション(プレゼン)は経験が大事と言われていますが、話し方などのコツを知らずに経験を積むのと、知った上でプレゼンの経験を積むのとでは上達度合いが異なります。この記事では、ビジネスシーンで使える「相手の心を動かすため」のプレゼンでの話し方や立ち居振る舞いについて解説します。

プレゼン内容を判断するのは「人」である

社内の人であれ社外の人であれ、プレゼンは「人」に対して行うものであり、プレゼンとは「相手に適切な情報を伝え、行動を促す技術」のことを指します。つまり、プレゼンで達成したいのは企画にゴーサインを出してもらうことや契約を成立させること、相手の心を動かし首を縦に振ってもらうことです。

そのためには、綺麗に整った相手にとって見やすい資料を用意することも大切ですが、相手が人である以上、声の出し方や目線の動かし方など「話し方」や「立ち居振る舞い」でプレゼンの成否が分かれると言っても過言ではありません。

例えば、同じ「ありがとう」という言葉でも、目を合わせずにボソボソと伝えるのと、相手の目をまっすぐ見て笑顔で口にするのとでは、受け止め方が全く変わってしまいます。プレゼンの場で向き合うのは「人と人」です。相手の心を動かす話し方のコツを身につけ、プレゼンを成功に導きましょう。

プレゼンで好印象をもたれやすい声の出し方、話し方とは

私たちは普段、ほぼ無意識に声を出しています。しかし、プレゼンの場では戦略的に声を出すことが必要です。声のトーンや大きさ、聞き取りやすさなど「相手の心を動かす」ことを意識して声を出すようにしましょう。そのために、まず心がけたいのが、大きな声を出すことです。相手に聞こえないような小さな声を出していたのでは、聞き手は声が聞き取れずにイライラしてくるものです。相手をイライラさせてしまったのでは、大きなマイナスと言えるでしょう。

ただし、本番でいきなり大きな声を出そうとしても、出ないことがあります。できれば早めに準備を始め、本番前に別の会議室や控室などで声を出す練習をしておくとよいでしょう。また、大きな声を出すだけでなく、一音一音しっかり発声することも大切です。そのためには「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」と、母音のそれぞれの口の形を意識して大きく動かす練習をしておきます。

話し方のポイントについては、「ゆっくりと話す」「抑揚をつけて話す」の2点を強く意識しておきましょう。
意識してゆっくり話すことは意外に難しく、人は緊張すると、どうしても早口になってしまいがちです。プレゼンを進めるうちに早口になっている自分に気づくと、余計に焦り、緊張感が増してしまうこともあるでしょう。
なるべくゆっくり話すためには、スライドや資料を効果的に活用することがポイントです。スライドを指差したり、資料に誘導したりしながら間をとることで、ゆっくり話せるようになります。
また、原稿をただ朗読しているだけだと、単調な話し方になりがちです。聞き手にとっては要点がよくわからないばかりか、眠くなってしまうことがあります。特に伝えたいポイントは声を大きくするなど、抑揚をつけた話し方というのを意識してみることをおすすめします。

プレゼンで好印象をもたれやすい所作、立ち居振る舞いのポイント

プレゼンにおいて聞き手の心を動かすためには、声の出し方だけでなく表情や身振り手振りを活用することも大切です。好印象を持たれやすいプレゼン時の所作や立ち居振る舞いについてまとめました。

■ジェスチャー
プレゼン中に意識したいポイントとして、声だけでなくジェスチャーを効果的に使うことで相手に内容が伝わりやすくなります。例えば、具体的に実物などを見せるときには全員に見えるように高く掲げ、左右の人にも見えるように体の向きを変えながら提示する、スクリーンなどに指を指すときは指を揃え真っ直ぐと指せるように指先まで神経を使うなどがジェスチャーの例です。
ただし、常に大きなジェスチャーを使うと逆に落ち着きが感じられないように見えてしまう場合もあります。ここぞというポイントを決め、ジェスチャーを取り入れていきましょう。

■視線
視線におけるポイントは、キーパーソンに向けて視線を送ることです。まずは座っている位置や、プレゼン中の様子でキーパーソンを把握しましょう。見つけることができたらキーパーソンと目を合わせて、語りかけるようにします。そこから前後左右にいる人にも視線を向け、再びキーパーソンに視線を戻すのです。
人が多く集まっているような場合は、前列からZを描くように、ジグザグに視線を動かしていくことで、場にいる全員に視線を向けることが可能です。気持ちは目からも伝わります。言葉だけでなく、目の力も借りてアピールしていきましょう。

■表情
同じ内容を話しているのでも、自信がないような顔で話をされるのと自信に溢れた顔で話されるのでは、説得力が違います。
よってプレゼン中はなるべく堂々とした表情を維持することが望ましいですが、特に気が抜けやすい最後の質疑応答の際には注意が必要です。
想定していなかった質問や痛いところを突かれた質問をされると、自信に溢れていた表情が急に崩れてしまい、聞き手に不安な印象を持たれるというケースは少なくありません。
想定外の質問にも慌てないようにする心の準備も必要ですが、そもそも想定外というケースが起きにくいよう、想定問答集を事前に作成し対策を練っておきましょう。その準備が本番での自信にも繋がります。

まとめ

プレゼンの成功は、相手の気持ちをいかに動かすかにかかっています。そのためには、声の出し方や話し方を意識し、好印象を持ってもらうことがポイントです。
プレゼンの技術を磨くには経験を積み、場に馴れることが重要ですが、「何度やってもプレゼンを苦手に感じる」という人は少なくありません。
苦手意識を解消するためには、本番までに練習を重ねることも必要です。本番を想定した練習を積むことが自信に繋がり、その自信が成功体験へと繋がり、成功体験を積み上げていくにつれてプレゼンにも自信を持てるようになります。
今回取り上げたようなポイントも意識しつつ、ぜひ積極的にプレゼンの機会を増やすようにしてみましょう。

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