1人薬剤師での効率的な薬歴作成とは

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調剤薬局、薬剤師、薬歴作成

2018年01月15日

厚生労働省の調査によると平成26年度の医薬分業率(処方せん受取率)は68.7%となっており、その割合は年々上昇しています。また、在宅訪問指導や24時間対応など、かかりつけ業務の導入によって薬局薬剤師の業務は増加傾向にあるといえます。

薬局薬剤師の現状と今後

調剤薬局の1局当たりの薬剤師数は、常勤換算で平均2.7人。常勤薬剤師が2人未満の薬局の割合は全体の34.4%で、3人未満の薬局を含めると68.4%と、ほとんどの調剤薬局は少人数の薬剤師によって運営されているのが実情です。これは多くの調剤薬局において「1人薬剤師」の状態が起こりうるということを示しているといえます。

この「1人薬剤師」という体制では、調剤、疑義照会、監査、薬剤交付、服薬指導、薬歴作成という一連の業務を1人で行うことになります。処方せん1枚の調剤に要する業務時間は、平均12分前後であるという調査結果が出ております。しかし、この時間には薬歴を記入する時間は含まれていません。医薬分業による処方せん増やかかりつけ業務の導入などにより、薬剤師の業務がさらに増えることが予想されます。今後は、いかに効率的に調剤業務を進めていくかが課題になるといえるでしょう。

効率的な服薬指導は薬歴から

服薬指導は薬剤師にとって重要な業務の1つです。そしてこの服薬指導は薬歴として記録することが義務づけられています。この薬歴はSOAP(ソープ:Subjective data/Objective data/Assessment/Plan)に沿って作成することが主流です。SOAPは次の4つの項目に分けて記入します。

(1)Subjective data(主観的情報)
患者さんの話した内容(自覚症状や訴えなど)

(2)Objective data(客観的情報)
検査データ、処方内容、保険情報、薬剤師の説明内容や質問事項など

(3)Assessment(判断・評価)
(1)と(2)の内容から得られる薬剤師としての判断・意見(相互作用・副作用など)

(4)Plan(計画)
服薬指導内容など

書き方のコツとして、必要な内容を箇条書きのようにするとまとめやすくなります。
例えば患者さんに薬について尋ねた時の返答「朝ぼーっとする。すっきり感がなくて昼間までだるさが続く」を(1)に、「薬の効果が翌日昼間まで継続している様子」という所見を(2)に記入します。そして(3)には薬の効果が長時間継続している原因を、(4)には(1)(2)(3)で明らかになった問題を解決するための具体的なプランを記入します。
また(3)に記録しておきたいことを意識して(1)(2)の情報を集めるようにすると、薬歴が作成しやすくなります。
必要な情報を簡潔にまとめることは、薬歴作成の手間が省けるだけでなく、次回の服薬指導の時に、必要な情報を見つけやすくするという利点もあります。しかし、患者さんとの会話をメモなどに書き留めておかず、後でまとめて薬歴を記入するという流れでは「記録」ではなく「作文」となってしまいがちです。薬歴の一番のポイントは、「一読すれば患者さんの様子がきちんと分かること」です。その為にも投薬が終わったらその場ですぐに薬歴を記録することを習慣づけてはいかがでしょうか。

まとめ

超高齢社会に向け、現在の薬局を「患者本位のかかりつけ薬局」へと再編する動きが進んでいます。平成30年度の診療報酬改定では、かかりつけ薬剤師・薬局や、服薬情報の一元的な把握と薬学管理などへの評価が引き上げられるとみられています。その一方で医療費削減のため、薬価の引き下げも行われる見通しです。
このような動きの中、薬局はかかりつけ業務や服薬指導へ重点を置く必要が出てきているといえるでしょう。弊社がご提供するモバイル電子薬歴「iMelhis(アイ・メルヒス)」は、タブレット端末を使って、場所を選ばず薬歴の照会や服薬指導の記録の入力ができます。アレルギーなど患者さんの基本情報の確認や処方された薬品の添付文書の確認、疑義照会なども可能。1人薬剤師での業務効率化を支援いたします。

詳しくは、弊社担当者までお問い合わせください。

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