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Definition

「BCP対策」とは?

「BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画」とは、自然災害などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

最近では地震だけでなく台風などの自然災害により、事業を継続できない状況が起こることもあります。また、記憶に新しいところでは、新型コロナウイルスの世界的な大流行により、これまでの業務スタイルを変えざるを得なかったという企業も多いのではないでしょうか。

事業を続けられる環境づくりは、経営の安定化を支える重要な施策のひとつであると言えるのです。

事業継続ガイドラインPDF(内閣府)を加工して作成

Problem

これらのような実態があるため、BCP対策が急務です

企業を取り巻くリスクは自然災害だけではない

企業を取り巻くリスクは様々です。地震や風水害だけでなく、従業員の集団感染、さらにはネットワークやサーバーへの攻撃・ウイルス感染なども視野に入れた対策の検討が求められます。

企業の多くが、販売・生産に関わる情報や顧客に関する情報などをシステム・データで管理しています。そのため、システムやネットワークの停止は、事業停止と直結するほど重要であると言えるのです。

有事の際、BCP未導入企業は事業規模縮小や解雇を余儀なくされるケースも

中小企業庁が作成した「中小企業BCP策定運用指針」には、「BCPの有無による緊急時対応シナリオ例」という興味深い情報が紹介されています。
製造業が火災に見舞われた例では、BCP導入済企業ならば2週間後に全面復旧を果たせるのに対し、BCP未導入の企業ですと数カ月後には会社の規模を縮小、従業員の7割を解雇しなけらばならないという結果になっています。

このシナリオはあくまで例ではありますが、BCP策定有無によってこれだけ未来が変わってくる可能性があるのです。

首都直下地震を想定した経済被害額合計は95.3兆円

2013年に内閣府が公表した首都直下地震(都心南部直下地震)を想定した場合の経済被害額合計は、なんと95.3兆円。
実際の例ですと、2019年に台風被害によって影響を受けた千葉県の卸売・小売企業の被害額合計が約81億4千万、建設業の被害額合計は約36億8千万でした。

設備資金や運転資金に不安がある中小企業ほど、災害発生時の影響を受けやすいため、BCP対策が必要なのです。

Solve

企業として打つべきBCP対策は、事業継続に必要な情報とITシステムを守るためのIT-BCP

  • 01 クラウドを利用したバックアップ対策で、万が一のときのデータ損失を防止

    自社サーバー内に蓄積されている重要なデータを守るための、バックアップ対策をしましょう。バックアップの保存先は、クラウドストレージを利用する方法などがあります。
    万が一、自然災害やマルウエア感染によりサーバーに障害が発生しても、バックアップデータがあれば復元が可能となります。

    代表的な製品:Wasabi クラウドストレージ、AOSBOX Business、Barracuda Backup

  • 02 システム自体をパブリッククラウド上に構築し、どこからでもシステムを利用できる環境をつくる

    データを別環境にバックアップするだけでなく、システムやサーバー自体をクラウド上やデータセンターに置き、場所にとらわれずにシステムを利用できる環境を作りましょう。インターネット環境があればPCからシステムを利用できるため、復旧までの期間を短縮できるだけでなく、リモートワーク実現にも寄与します。

    代表的な製品:AWS、Microsoft Azure

操業率の回復力を高め、顧客からの信用維持・向上に貢献します

災害時でもできる限りITインフラを止めない対策をご提供します。
お気軽にお問い合わせください。

BCP対策:バックアップ対策と、リカバリーイメージ

クラウドをバックアップ保存先として利用するだけでなく、復元先としても活用する対策 例

業務サーバーに接続された外付けハードディスク、NASサーバーにバックアップデータを保存する方法では、自然災害などにより業務サーバーとバックアップ媒体が同時に故障してしまい、業務復旧できなくなる恐れがあります。
そこで、インターネット上に構築されたクラウドサービスにバックアップデータを保管しましょう。万が一、オンプレミスが全滅した場合でも、クラウドにあるバックアップサーバーを使ってクラウド上にシステムを復元できます。

他社にはないMDSOLの強み

「BCP対策」は大企業だけに必要な対策である印象があります。しかし、経営の安定化を支えるという点においてIT-BCP対策は中堅・中小企業こそ進めるべきと考えます。
しかし、IT-BCP対策を本気で考えると非常に奥が深く、どこまで対策すべきかと不安を感じる企業様も多くいらっしゃいます。
私たちMDSOLは、ITインフラに精通したシステムインテグレーターとして、お客様の環境や保有IT資産をふまえ、まず取組むべきBCP対策をご提案させていただきます。身近なITインフラの相談役として、お気軽にご相談ください。

災害時でもできる限りITインフラを止めない対策をご提供します。
お気軽にお問い合わせください。

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