「見える化」で製造の現場を変える

  • 経営・マネジメント

製造業、IoT、「見える化」

2018年02月07日

製造の現場では、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ビッグデータなどの情報技術の導入が進んでいます。「第4次産業革命」とも呼ばれるこの流れの中で、工場の「見える化」はその第1段階であると言えます。なぜなら「見える化」によって得られたデータの分析結果をもとに、より効率的な制御を行えるようにAI等を活用していくからです。
この工場の「見える化」を進めるには、どのようなことが必要になってくるのでしょうか。

何を「見える化」するのか

工場の見える化とは、ただ各工程をモニタリングして可視化するものではありません。見える化によって明らかになった問題を、いかに改善していくかを目的としています。そこで「見える化すべき必要な情報とは何か」を明確にすることが鍵になってきます。
例えば、作業場別に照明や空調、設備などに使われる「エネルギー使用量」を「見える化すべき必要な情報」とします。すると、「夜中に無駄な電力が使われている」「残業時間に多くの電力が消費されている」など消費電力の無駄に気づく事ができます。さらにこの結果によってオペレーションの改善を行うことができるようになります。
また、設備稼働状況を監視することで、歩留まり率の変動や作業時間のロスなどを「見える化」することができるようになります。それによって、ものづくりの効率化も可能になるでしょう。
工場の見える化を成功させるためには、何をどのように「見える化」するのかという、目的をはっきりさせることが重要になります。明確な目的がないまま工場をモニタリングできる設備を導入することは、単に可視化されただけであり「見える化」ではありません。
「見える化」が必要なのは工場全体なのか、各工程なのか、それとも各作業現場なのか、それによって用意しなければならない設備もシステムも変わってきます。効率化したいことは何か、改善したい点は何かという目的を持つことが、見える化成功の鍵となるといえるでしょう。

見える化に必要な5つの手順

見える化を進めるに当たって、必要なポイントは、次の5つです。

(1)「見える化」の目的を明らかにする。
(2)不要なもので問題点が隠されてしまうことがないように、「5S(整理・ 整頓・清掃・清潔・躾)」を推進して、導入する現場の整理整頓を行う。
(3)同じ情報を見て、同じ認識ができるよう、分かりやすい共通の判断基準を作る。
(4)異常や問題が発生した場合、どのように対応すれば良いのかをルール化し、全員に周知徹底させる。
(5)(4)で発生した異常や問題の根本原因に対する処置や対応マニュアルを作成して再発防止を行うとともに、全員の共通認識になるよう横展開も行う。

この(1)~(5)の手順に従って改善を進めることで、スムーズに見える化を行うことができます。
工場の見える化の目的は、問題を明らかにして改善するためです。ただ、情報を可視化するだけではなく、問題の改善をスムーズに行えるようにすることが大切だと言えるでしょう。

まとめ

見える化では、設備や製造工程からどのようにして情報を集積し、分析を行うかも重要になってきます。
三菱電機システムサービスの生産ライン監視制御システム「SA1-Ⅲ」は、工場全体のエネルギー使用量の計測や、各装置の監視・制御だけでなく、在庫・生産進捗管理といった分析も可能です。さらに、弊社がご提供する生産管理システム「Factory-ONE 電脳工場MF」とデータ連携することで、手軽にスマート工場を実現できます。生産現場だけでなく、経営層が求める情報を見える化し、課題の早期発見と迅速な改善対策を行うことが可能です。
また、三菱電機インフォメーションネットワークのデータ分析フレームワーク「AnalyticMart」は高性能データベースエンジンを搭載したデータ分析基盤。多種多様な大量のデータを統合・蓄積・分析することが可能です。見える化によって集積された大量データの分析・活用もお任せいただけます。
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