これからの時代に必要なレジリエンス(2)

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レジリエンス、個人のレジリエンス、ビジネス用語解説

2019年02月06日

仕事でミスをしたとき、すぐに立ち直って前に進むことができる人と、いつまでも思い悩んでしまう人がいますが、あなたはどちらのタイプですか?
もし後者ならば、レジリエンスを高める必要があるかもしれません。
レジリエンスとは、「逆境に負けない力」という意味を持つ言葉です。前回は企業にとってのレジリエンスの重要性についてお伝えしましたが、ストレス社会といわれている現代では、個人レベルでのレジリエンスも求められます。
逆境を乗り越えビジネスパーソンとして成長するためにも、レジリエンスを高める方法を身に付けましょう。

3段階で強い心を育てる!個人のレジリエンスを高める方法

ひと言で逆境といっても、仕事でミスをした、能力以上の仕事を任され強いストレスを感じた、努力が実らず結果が出せなかったなど、色々なケースがあると思いますが、いずれの場合もその状況から立ち直るためには、精神的な強さが必要になります。

つまり、強い心を育てることが、個人のレジリエンスを高める方法だといえるでしょう。心の問題は難しい領域ではありますが、強い心を手に入れるのは決して不可能ではありません。

レジリエンスを高めるためには「感情のコントロール」「楽観性」「自尊心」「自己効力感(能力の認知)」という4つの要素が必要だといわれています。この4つの要素を意識しながら、3段階で心をセルフコントロールする方法を身に付ければ、前向きな感情へとスムーズに移行できるようになります。

【第1段階】ネガティブな気持ちを断ち切る

レジリエンスに必要な4つの要素のうち、第1段階は「感情のコントロール」を意識しましょう。

心がネガティブな感情に支配されてしまうと、能力を十分に発揮することができず、さらなるミスを招いて負のスパイラルに陥ってしまう可能性が考えられます。
ストレスを感じたり気分が落ち込んだりしたときは、できればその日のうちにネガティブな感情を断ち切って、気持ちを切り替えるようにしてください。

気持ちを切り替える方法として効果的なのは運動です。体を動かすことで意識を他のことに集中させられるだけでなく、ストレスを軽減するセロトニンというホルモンの分泌が促進されます。運動が苦手な人は散歩をするだけでも効果が期待できるでしょう。

【第2段階】折れた心を修復して立ち直る

逆境に直面したときはネガティブな側面ばかりが気になってしまうものです。周りに迷惑をかけたり、期待に応えられなかったりしたときは、もちろん反省しなければいけませんが、その経験から学んだこともあるはずです。

プラスの側面に目を向けるために必要なのは、適度な「楽観性」です。失敗はしたけれど自分が成長するために必要な経験だったと、逆境を前向きに捉えることができれば、ネガティブな感情が相殺されて、立ち直ることができるでしょう。

また、苦しい状況を抜け出そうと思うと、がむしゃらに仕事をしてしまいがちですが、心の安定には休息が欠かせません。仕事とプライベートをしっかりと切り替え、心を修復させる時間を取ることも忘れないでください。

【第3段階】失敗から立ち直った経験を振り返る

ネガティブな感情から立ち直り、安定した精神状態を取り戻した後も、逆境に直面した過去の経験を定期的に思い返しましょう。苦しかった状況を思い出すのは辛いかもしれませんが、同じ失敗を繰り返さないという教訓にするためにも大切なプロセスです。

なにより、逆境を乗り越えたという経験は大きな自信につながります。自分に自信を持つことができれば、再び困難が訪れたとしても、失敗を恐れず強い心で立ち向かうことができるでしょう。

レジリエンスに必要な「自尊心」「自己効力感」を育むためにも、ときどき立ち止まって過去の経験を振り返るようにしてください。

まとめ

ビジネスパーソンとして経験を積んで大きな仕事を任されるようになると、難しい局面に立たされることも多くなりますが、レジリエンスが高ければ、どんな状況に置かれても能力を発揮し、その経験を糧としてさらに成長することが可能です。
個人のレジリエンスを高めることが、スキルアップのためにも今後ますます重要なキーワードとなるでしょう。

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