これからの時代に必要なレジリエンス(3)

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レジリエンスの強化、ウェイパワー・ウィルパワー、ビジネス用語解説

2019年02月20日

逆境をチャンスに変えて成長する力のことをレジリエンスといいます。前回は逆境から立ち直るための心のセルフコントロールについてご紹介しましたが、個人のレジリエンスを高めるためには、先々の見通しを立てる力や、どんな状況でも挫けず最後までやり遂げる力も重要です。この2つの力を身に付ける方法を知り、レジリエンスの強化を図りましょう。

目標達成までの見通しを立てる力「ウェイパワー」

ウェイパワーとは、目標を達成するための方法を考え、具体的な見通しを立てる力のことです。ウェイパワーを身に付けるためには、次の3つの項目を意識しましょう。

ゴールへの道しるべとなる小さな目標を設定する

仕事で大きな目標を掲げたら、目標達成というゴールに向かって進んでいくことになりますが、行き当たりばったりで進んでしまうと、遠回りをしたり道に迷ったりしてしまい、最終的にゴールに辿り着けないということにもなりかねません。
このような事態を避けるためには、道しるべとなるような小さな目標をいくつか設定して、事前にゴールまでのルートを明確にする必要があります。小さな目標を一つずつクリアしていけば、途中で目標を見失うことなくゴールに辿り着くことができるでしょう。

リスクを予測して最善のルートを選ぶ

ゴールまでのルートを考えるときに大切なのが、リスクを予測するということです。最短ルートが必ずしも最善とは限りません。リスクが大きければ失敗する可能性が高まるので、様々なリスクを予測した上で、確実にゴールへ辿り着けるルートを検討してください。
また、いくら事前にリスクを予測していても、現実は思い通りにはならないものです。予測不可能なトラブルが起きても対処できるように、複数のルートを考えておくことも、リスク回避には必要だといえるでしょう。

シミュレーションで実現可能か判断する

目標達成へのルートが決定したら、実行に移す前に必ずシミュレーションを行ってください。3日で完了すると予想していた工程が、実際に作業してみたら1週間もかかってしまったということになれば、せっかく考えたゴールへのルートが破綻してしまいます。
どんなに理想的なルートでも机上の空論では意味がないので、設定したルートが実現可能かどうかを判断するためにも、シミュレーションで問題点を洗い出して、最終調整を行いましょう。

強い意志でやる遂げる力「ウィルパワー」

折れた心を立て直すのとは異なり、逆境が立ちはだかっても強い意志を持ち続け、最後までやる遂げる力のことをウィルパワーといいます。ウィルパワーを養う方法を確認しましょう。

成功体験を重ねて自信をつける

困難な状況に陥っても、必ず乗り越えられるという自信があれば心が折れることはありません。自分の能力を信じるためには、自信の根拠となる成功体験を重ねる必要があります。
成功体験といっても難しく考える必要はありません。今日中に書類を仕上げるとか、会議で1回は発言するなど、短期間で容易にクリアできるような小さな課題を、日常業務の中で自分に与えてみましょう。それを達成することが成功体験として蓄積されていきます。
一つ一つは小さな成功でも、積み重なれば大きな自信につながるので、筋肉トレーニングで体を鍛えるように、成功体験で強い心を養いましょう。

まとめ

レジリエンスについて3回シリーズでご紹介しましたが、逆境に負けない力というのは、少し角度を変えて見てみると、変化や逆境を味方につけて、仕事や人生を充実させるための能力だと捉えることもできるのではないでしょうか。
レジリエンスを身に付けて、移り変わりの激しい時代を楽しみながら乗り越えていきましょう。

これからの時代に必要なレジリエンス(2) を読む

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