SaaSとは?PaaSやIaaSとの違いや特徴をご紹介

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IT用語解説、クラウド、ITインフラ

2019年03月06日

ビジネスシーンにおいては、多種多様なビジネス用語や情報技術(IT)用語を目にするかと思います。しかし、それらの用語をすべて理解している人は存外少ないのではないでしょうか。
何となくの知識のまま「分かったつもり」でいると、会議や取引先で話に挙がった際に「話についていけない!」という状況に陥る可能性があるかもしれません。

そこで今回は、クラウドサービス全盛期の今だからこそ、知っておきたいIT用語「SaaS」「PaaS」「IaaS」についてご紹介します

クラウドサービス関連で抑えておきたいIT用語

突然ですが「SaaS」「PaaS」「IaaS」という3つの用語、皆さんはご存知でしょうか。今では企業での利用も当たり前となっているクラウドサービスにはいくつかの種類があり、「SaaS」「PaaS」「IaaS」の3種類は利用目的別に分類した仕組みの総称を指します。
では、早速「SaaS」「PaaS」「IaaS」のそれぞれの特徴や違いについて見ていきましょう。

★そもそもクラウドとは?を知りたい方は、こちらの記事をぜひご一読ください。

SaaSとは?

「SaaS」とは「Software as a Service」を略したIT用語で、「サース」または「サーズ」と読みます。直訳すると「サービスとしてのソフトウエア」となり、「クラウドで提供されているソフトウエア」を意味しています。

つまり、SaaSはインターネット等のネットワーク経由でソフトウエアを「サービスとして」利用するので、サーバーやパソコンといったハードウエアの中に、ソフトウエアをインストールする必要がありません。
また、SaaSは「データをネットワーク上に保存できる」「多種多様な端末からデータを確認できる」「複数人でデータを共有・編集できる」という特徴をもっています。そして、利用者が「必要な機能だけ」を利用することが可能です。特定のサービスや機能を特定の期間使用したい、という場合にぴったりと言えます。

私たちが普段何気なく利用しているGmailなどのGoogle AppsやMicrosoft Office 365がSaaSの代表例というと、分かりやすいかもしれません。

SaaSとよく比較される用語に「ASP」があり、「違いがよく分からない」という方も多いと思います。ASPとは「Application Service Provider」を略した用語で、インターネットを介しソフトウエアを顧客に提供する事業者やサービスを指します。しかし、実のところ本質的な違いはあまりありません。

PaaS とは?SaaSとPaaSとの違い

「PaaS」とは「Platform as a Service」を略したIT用語で、「パース」または「パーズ」と読みます。前述のSaaSがクラウドで提供されている“ソフトウエア”であるのに対し、PaaSは“プラットフォーム(アプリケーションが動作する環境)”を、サービスとしてインターネットを介して提供することを意味しています。

PaaSはOSやデータベース、ネットワーク・ハードウエアなどのインフラだけでなく、開発ツールなどアプリケーションを開発する環境が既にそろっているのが特徴です。そのため、「インフラから構築する手間を省きたい、開発環境を短期間で用意したい」など、アプリケーションの生成に集中したい場合に向いていると言えるでしょう。また、開発したアプリケーションを顧客に手軽に提供したい場合にも利用することが出来ます。

代表的なPaaSには、Microsoft AzureやGoogle App Engineなどがあります。

IaaS とは?PaaSとIaaSとの違い

「アイアース」や「イァース」とも呼ばれる「IaaS」は、「Infrastructure as a Service」を略したものです。クラウドで提供されている“ソフトウエア”がSaaS、“プラットフォーム”がPaaSをそれぞれ意味しているのに対し、IaaSはサービスとしての“インフラ”をインターネット上で提供することを意味しています。

IaaSが提供するインフラは、仮想サーバーやストレージなどのハードウエアや、ネットワーク、ファイアウォールなど。ハードウエアのスペック、OSの種類を自由に選べますが、専門的なスキルを必要とするのもIaaSの特徴です。
これまで自社でシステムを構築する際にはサーバーを購入しなければなりませんでしたが、必要な時にすぐサーバーを調達でき、リソースを自由に変更できる利点があります。

PaaSではプログラムの実行環境やデータベースの設定等にある程度制限があるため、開発するにあたって自由度を求めたいのであれば、IaaSを利用すると良いでしょう。

Google Compute EngineやAmazon Elastic Compute Cloudは、「IaaS」のサービスの1つです。

まとめ

ここまで「SaaS」「PaaS」「IaaS」について説明してきましたが、ご理解いただけたでしょうか。それぞれの役割や特徴、代表として挙げられるサービスなどを下記の表にまとめてみましたので、参考にしてください。

SaaSPaaSIaaS
役割 クラウドで提供されているソフトウエア クラウドで提供されているプラットフォーム クラウドで提供されているインフラ
特徴 ・必要な機能を必要な分だけ利用できる
・どの端末からもデータを確認でき、複数人でデータを共有・編集できる
・アプリケーションが稼働するための環境がすでにそろっている
・アプリケーションの生成に集中できる
・ハードウエアやスペック、OSを自由に選べる
・開発環境を自前で用意する必要がない
代表的なサービス ・Google Apps
・Microsoft Office 365
・Google App Engine
・Microsoft Azure
・Google Compute Engine
・Amazon Elastic Compute Cloud

まだ、ピンときていない・・・そんな方のために、それぞれのサービスを人気のアウトドアに例えてみました。

■SaaSをアウトドアで言えば?
グランピングを楽しむ。素敵にデザインされた居住空間や美味しい食事など、アウトドアを体験するための用意がすべて提供され、事前に準備をする煩わしさがなく身軽。カヌーなどのアウトドア体験イベントも用意され、簡単に自然体験ができる。

■PaaSをアウトドアで言えば?
設営済みのテントやロッジを利用し、調理器具や寝袋などをレンタルして、アウトドアを体験する。食事の用意や自分達で快適に過ごせるような準備などを行う必要はあるが、手軽にアウトドア気分を味わえる。

■IaaSをアウトドアで言えば?
本格的なキャンプ体験。整備されたキャンプ場を利用し、自前のテント設営から食材の準備・料理まで全てを行う。水道などのライフラインはキャンプ場の設備を利用するが、ある程度のキャンプ経験スキルが求められる。

いかがでしょうか。あくまでも、「SaaS」「PaaS」「IaaS」をイメージしていただく参考としていただけたら幸いです。

もし、今後社内で利用するソフトウエアを検討する際や取引先との会話の中で「SaaS」「PaaS」「IaaS」というキーワードが出てきた際には、「どこまでのサービスをクラウドで利用するか」という観点で考えていただくと良いのではないでしょうか。

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